序章:あの日からすべてが変わった

1995年9月1日。突然の交通事故により、私の人生は大きく変わりました。
事故直後、救急車で運ばれた私は、気がついたら病院のベッドに寝ていました。
そしてベッドの横には、茨城から慌てて駆けつけくれた父と母。
翌日、母から医師の言葉を伝えられます——
「もう歩けない」。
頭の中が真っ白になり、目の前が暗くなったのを今でも鮮明に覚えています。
父と母は今後の私のためにいろいろと考えて、父が私に希望の言葉をくれました。
父はこう言いました。
今はおまえの脊髄損傷は治せないが、5年後・10年後は誰も分からない。
まずは身体を整え、いつでも治療できる準備をしておけ。
常に前を向いて生きろ。未来は必ず変わる。
リハビリ内容を描き始めた日々
入院から約2ヶ月間、私は寝たきりの生活を続けていました。
そしてようやく車いすに乗れるようになった頃、リハビリの合間に
「毎日日記とイラストを描くこと」を始めました。
絵心などまったくなかった私の絵は、今振り返ってみても
とても下手くそなものでした。
それでも「描くこと」が心の支えになり、少しずつ前向きに過ごせるようになっていきました。
次回:リハビリ記録、スタート
次回からは、実際に描いていたリハビリ内容(イラストと簡単な解説)を紹介していきます。
私自身の変化や気づき、そしてリハビリの過程や事故で入院してから日常生活に復帰するまでを皆さんと共有できればと思います。
※この記録が、今悩みを抱えている方、同じような境遇にいる方にとって、
小さな処方箋となることを願っております。